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私の中の松たか子の評価が変わった。
この映画を友達に薦めるとき、「良い映画だったよ」よりも
「凄い映画だったよ」のがしっくりきます。
リア友を引き連れ3人で観てきましたよー。
ネタバレ注意
↓
おkな人どうぞ
↓
色調がある程度抑えられているので、血の鮮やかさが妙に怖いです。
あと、光。明暗がくっきりしすぎていて、憧れる現実や、理想の過去とかの
描写と、実際の現実や過去や心理描写がものすごく観ている人を圧迫します。
で、空の映像が多いんですよ。
抑圧される内容なので、その空の解放感が重要。
オムニバス形式…と言ってはあまりに型にはまっていないんですが。
この形式に近い形で話は進行します。
松たか子の最初20分の演技が最高です。
先生と生徒数十名、そして教室。この空間は変わらないんです。
でも退屈しない。
自分の娘を殺した犯人がこのクラスの中にいる。
AとBと呼んでクラスのみなに説明をし、その二人にある復讐をした、と宣言した。
それによって、命は軽いのか、という問いをする。
この話に深く関わる、少年AとB、そして女の子。
この3人の子役が光っていました。
特に、Aと女の子は数年後が楽しみなほどです。
殺人描写もあるんですが、どれもスローモーションなんですよね。
だから、よく見えちゃう。
殺す瞬間、殺される瞬間の顔が見えてしまうんです。
これって結構怖いことだと思う。
終盤。
ファミレスから出てきた松たか子が泣き崩れるシーン。
後悔したのか、小さな子供の優しさが堪えたのか。
いや、きっとあれは壊れる瞬間だったんだと思う。
この時の泣く演技。
これまでの松たか子じゃないような泣き方だった。
それがすごく印象的で、狂気に満ちてる気さえした。
「ここから更生が始まるのです」
「…なんてね」
最後の「なんてね」は原作にはありません。
監督のこだわりであり、もっともこの映画を表した言葉。
とにかく、最近観た映画の中では一番カロリーとられる映画でした。
アクションでスカっとするのもいいけれど。
この、静かな映画だけども根底にある感情の上下はすさまじいっていう
邦画ならではな作品でした。
海外受けはしなさそうだなぁ…。
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